◆東洋ゴム、マレーシアに新工場:13年４月稼働、年産500万本◆
タイヤ・ホイール関連のニュースをご紹介します。
海外に工場が出来るたびにコメントしていますが、日本向けにアジア系輸入タイヤに対抗できる廉価版のタイヤを１銘柄でいいので造ってもらえないでしょうかね。
どうも日本市場を捨てているようにしか見えません(T_T)/~~~
【タイヤ・ホイールニュース記事】
東洋ゴム工業（大阪市）は３日、ペラ州にタイヤ工場を建設すると発表した。
2013年４月に年産250万本規模で量産を開始し、15年度中に500万本まで拡張する。
同社は昨秋に同州を本拠とする地場タイヤメーカーのシルバーストーンを買収しており、世界におけるグループ全体の年産能力を15年度に4,500万本まで引き上げる中期経営計画の達成に向け、シナジー効果も見込める同社近隣での新工場建設を決定した。
新工場は将来的に年産能力を1,000万本まで拡張する。2015年度までの第１期計画では、投資額は約200億円。従業員数は約800人を予定している。
同社担当者によると、建設地は現在複数の候補から絞り込んでいる段階という。
製造するのは、「トーヨータイヤ」、「ニットー」ブランドの乗用車、小型トラック用タイヤ。
製品はマレーシア国内のほか、東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）諸国、その他地域へ出荷する。工場建設の決定に先立ち、今年４月にはイポーに100％出資の「トーヨータイヤマニュファクチャリング（マレーシア）」を設立している。
東洋ゴムは昨年12月、同じペラ州に拠点を置くシルバーストーンを買収している。シルバーストーンは同州タイピンに工場を持つことから、新工場とのシナジー効果も期待している。
シルバーストーンは「シルバーストーン」ブランドで乗用車タイヤなどを生産しており、年産能力は300万本。
マレーシアにおけるシェアは約24％で２位となっている。
東洋ゴムの担当者はＮＮＡに対し「買収当初はシルバーストーンの増強も検討していたが、敷地が足りないなどの問題があった」と新工場の建設理由について説明している。
東洋ゴムは今年５月に発表した中期経営計画で、アジア、日本、北米のグローバル３極生産供給体制を構築し、15年度に4,500万本（10年度比55％増）の生産を目指す方針を示している。
うちアジアについては、現在ほぼゼロの状態から、マレーシアと中国を中心に年産1,250万本の体制を作る。
同社担当者はマレーシアとＡＳＥＡＮのタイヤ市場について、「非常に需要が見込めるエリア。同地域での販売を伸ばし、業界で生き残りをかけていきたい」と語った。
＜Yahooニュース by nna＞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110804-00000004-nna-int
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